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2015年11月13日金曜日

[論理学]真理値表を見やすくする10の方法


10月の科目試験、商法総則の時間(B群)に、なかなかペンが進まなかったので、他の科目の問題とかも眺めてたんですが、「論理学」の問題を見て、うーーん、たとえば、P:「阪神が優勝する」、Q:「巨人が日本一になる」、とか、いろいろ考えてみてたんです、いや、自分の試験に集中しろ、とかいわれそうですね。

で、論理学。

入学時にもらった過去問を見ると、なんか真理値表(真理表)をちゃんと書けば、だいたいどれも半分はできたも同然、なんて勝手なことを考えてたりします。

その真理値表、ふつうは、

 P Q | P∧Q 
-----+-----
 T T |  T  
 T F |  F  
 F T |  F  
 F F |  F   
 
こんな感じで、真なら「T」、偽なら「F」で書くと思うんですが、 なんかけっこう見分けにくいんじゃないかと思うんです。そこで、「T」のかわりに「1」、「F」のかわりに「0」を使うと、

 P Q | P∧Q 
-----+-----
 1 1 |  1  
 1 0 |  0  
 0 1 |  0  
 0 0 |  0   
 
となって、パッと見てどこが「真」か見分けやすくなると思います。
(そんなのテキストに載ってるよ、てことなら、ごめんなさい。私はテキスト持ってないので、よくわかってないのです)
 
さらに、∧は「論理積」と言われるくらいですから、「×」に置き換えてみると、
(積は、掛け算の答えのこと)
 
1×1=1
1×0=0
0×1=0
0×0=0
 
となって、P∧Qは掛け算と一緒ということが、見た目ですぐにわかります。
 
同じように、P∨Qの場合だと、
 
 P Q | P∨Q 
-----+-----
 1 1 |  1  
 1 0 |  1  
 0 1 |  1  
 0 0 |  0   
 
となりますが、∨を「+」に置き換えると、下の3行は、
 
1+0=1
0+1=1
0+0=0
 
さらに、どうせ「0」と「1」しか使わないので、1以上はみんな1、ということにすると(ちょっと強引ですが)、1行目も
 
1+1=1
 
となって、P∨Qは、足し算と一緒だということがわかります。 
 
さらに調子に乗って、P→Qを考えてみます。ふつうの真理値表なら、
 
 P Q | P→Q 
-----+-----
 T T |  T  
 T F |  F  
 F T |  T  
 F F |  T   
 
ですが、「0」と「1」を使うと、
 
 P Q | P→Q 
-----+-----
 1 1 |  1  
 1 0 |  0  
 0 1 |  1  
 0 0 |  1   
 
となります。これだけでは、あまりありがたい感じがしませんが、、、。
ここで、「→」を「≦」と思ってみると、、、
 
1行目(T→T)は、1≦1で等号が成り立っているので「真」、
2行目(T→F)は、1≦0で成り立たないので「偽」、
3行目(F→T)は、0≦1で不等号が成り立つので「真」、
4行目(F→F)は、0≦0で等号が成り立つので「真」、
 
という具合で、けっこう理解しやすくなるんじゃないかと思います。
(「→」と「≦」のとがってる向きが反対なので、少しややこしいですが。。。)
 
ためしに、実際に練習問題をやってみると。
 
問:(((A∧B)∧C)→D)⇔(A→(B→(C→D)))はトートロジー?
 
⇔の左側の真理値表は、こんな感じ
 
ABCD|(A∧B) (A∧B)∧C ((A∧B)∧C)→D
----+-------------------------
1111|  1       1         1
1110|  1       1         0
1101|  1       0         1
1100|  1       0         1
1011|  0       0         1
1010|  0       0         1
1001|  0       0         1
1000|  0       0         1
0111|  0       0         1
0110|  0       0         1
0101|  0       0         1
0100|  0       0         1
0011|  0       0         1
0010|  0       0         1
0001|  0       0         1
0000|  0       0         1 
 
続いて、⇔の右側の真理値表を書いてみると
 
ABCD|(C→D) B→(C→D) A→(B→(C→D))
----+-------------------------
1111|  1     1         1
1110|  0     0         0
1101|  1     1         1
1100|  1     1         1
1011|  1     1         1
1010|  0     1         1
1001|  1     1         1
1000|  1     1         1
0111|  1     1         1
0110|  0     0         1
0101|  1     1         1
0100|  1     1         1
0011|  1     1         1
0010|  0     1         1
0001|  1     1         1
0000|  1     1         1 
 
となって、たしかに問題の論理式はトートロジーだとひとめでわかります。
 
 
これまで、ふつうに「T」と「F」を使って真理値表を書いてたけど、ついうっかり見間違えることがよくあるんだよねぇ、というかた、ぜひいちど、ためしてみてください。
(慣れるまでちょっと時間がかかると思うので、まずは簡単な表で練習してみてください)



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